背泳ぎになると鼻に水が入って泣いてしまう…
お尻が沈んでV字になってしまい、なかなか前に進まない…
クロールを終えて次に挑戦する背泳ぎは、顔がずっと水面から出ている反面、顔に水がかかる恐怖感や独特の姿勢作りで壁にぶつかる子が多い泳法です。
特に鼻に水が入る痛さは一度トラウマになると恐怖心で顔が固まってしまい、進級がストップする原因になります。
この記事では、元スイマー&元スイミングコーチの筆者が、背泳ぎで沈む・鼻に水が入る根本原因と、おうちでできる克服トレーニングを徹底解説します!


背泳ぎでつまずく2大原因!なぜお尻が沈み、鼻に水が入るのか?
元コーチとして多くの子どもたちを見てきた経験から、背泳ぎで苦戦する理由は大きく分けて次の2つです。
1.怖くてあごを引いてしまい、お尻が沈む
顔に水がかかるのが怖い子や、足元が気になってしまう子は、あごを引いて自分のおへそや足を見ようとします。 あごを引くと頭の位置が下がり、腰やお尻が沈んで体がV字に曲がってしまいます。その結果、推進力が死んでしまい、重たい泳ぎになってしまうのです。
2.鼻から息を出すことができていない
背泳ぎは顔が出ているため口でも鼻でも息ができると思われがちです。しかし、キックの水しぶきや体の揺れで鼻に水が入った際、鼻からスーッと息を吐き出せていないと、水が奥まで入ってツーンとした痛みが走ります。
【元コーチ直伝】おうちでできる!背泳ぎ克服の3ステップ練習
プールで溺れる感覚があると力んでしまうため、まずはリビングの床や布団の上、お風呂での陸トレからスタートしましょう!
ステップ1:お風呂で鼻からブーの防水トレーニング
- やり方:お風呂で仰向け(または頭を軽く後ろに倒した状態)になり、鼻から「ブーッ」「フンッ」と息を絶え間なく出し続ける練習をします。
- ポイント:鼻から息を出し続けていれば、万が一顔に水がかかっても鼻の奥に水が入るのを防げます。
ステップ2:リビングの床で気をつけ・天井見つめ姿勢作り
- やり方:
- 床に仰向けに寝転がります。
- あごを軽く上げ、真上の天井(真上より少し斜め後ろ)をしっかり見つめます。
- お腹をポンと持ち上げて、頭からかかとまでが一直線(ストリームライン)になる感覚を覚えます。
- ポイント:親御さんがおへそをポンと天井に近づけてごらん!と声をかけてあげるのが効果的です。
ステップ3:膝を曲げないしなりバタ足(陸トレ)
- やり方:床に仰向けになったまま、足を少し浮かせてバタ足をします。
- ポイント:膝が水面から飛び出さないように注意します。太ももから全体を動かし、足の甲で上に水を蹴り上げるイメージを持たせましょう。
【進級スピードUP】背泳ぎの壁を破る!元コーチおすすめアイテム
背泳ぎは恐怖感をいかに取り除くかで上達スピードが劇的に変わります。便利アイテムを使って一時的にストレスを減らしてあげるのも賢い手です。
①水が入る恐怖をゼロにするスイムノーズクリップ(鼻栓)
鼻に水が入るトラウマが原因で背泳ぎが嫌いになっている場合、まずは鼻栓をつけて水が入らない安心感を作ってあげるのが非常に効果的です。恐怖心が消えると脱力できるようになり、一気に浮くようになります。
②髪や頭を優しく守り、耳に水が入るのを防ぐキッズスイムキャップ
耳に水が入る音や感覚が苦手な子には、フィット感がよく耳までカバーできるキャップや、水抜けの良いメッシュキャップのサイズ見直しが効果的です。
背泳ぎの練習で親がかけてあげたい声かけ
背泳ぎは自分の泳ぎや周囲が見えないため、子どもにとっては真っ暗な宇宙に浮いているような不安感があります。
やってはいけないNG声かけ
- なんで下ばっかり見てるの!前を見なさい! (※前を見ようとしてあごを引くと余計に沈みます)
やる気を引き出す声かけ
- 天井のあの模様をずっと見て泳いでごらん!
- お腹でプールの天井をタッチするイメージだよ!
見る目印を具体的に指示してあげることで、自然と頭の位置が固定され、綺麗に浮く姿勢が完成します。
まとめ:あごを上げてリラックス!背泳ぎは浮かべば勝てる
背泳ぎは、力づくで泳ごうとするほど沈んでしまう泳法です。
逆に言えば、力を抜いて、天井を見て浮かぶことさえできれば、力のないお子さんでもスイスイ前に進むようになります。
まずはご自宅の布団やお風呂で、リラックスしてあごを上げる練習から始めてみてくださいね!



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