クロールや背泳ぎは順調だったのに、平泳ぎに入った途端に進級が止まってしまった…
脚をバタバタさせているだけで全然前に進まない…あおり足ってどう直せばいいの?
4泳法の中で、最も特異で独特な動きをするのが平泳ぎです。
特に足のキックは、日常では絶対にしない足首を外に曲げて足の裏で水を押すという動きが必要なため、挫折してしまう子が非常に多い難所です。
この記事では、元スイマー&元スイミングコーチの筆者が、平泳ぎが進まない根本原因と、お布団の上でできるあおり足修正トレーニングを徹底解説します!

なぜ進まない?平泳ぎでつまずく2大原因
元コーチとして多くの子どもたちを指導してきましたが、平泳ぎで合格できない原因の9割は以下の2つです。
1.キックがあおり足になっている(つま先で水を蹴っている)
平泳ぎが進まない一番の原因があおり足です。 足首がピンと伸びたままつま先で水を切ってしまったり、左右の足の形がバラバラになっている状態です。平泳ぎは足の裏で水を後ろに押し出すことで初めて前に進みます。
2.手と足が同時に動いてブレーキがかかっている
手をかきながら、同時に足も蹴るという動きをしてしまうパターンです。 平泳ぎは手と足の動きを交互におこなう泳法です。同時に動かすと、せっかく進もうとする力に対して自分の手がブレーキをかけてしまい、進むどころかその場で止まってしまいます。

【元コーチ直伝】おうちの布団でできる!あおり足修正&平泳ぎ3ステップ練習
プールの中では水の抵抗があって足の形を意識するのが難しいため、お布団やベッドの上での陸トレが一番の近道です!
ステップ1:布団の上でカエル足の型を作る(足首の柔軟)
- やり方:
- 布団の上にうつ伏せ(または仰向け)になります。
- かかとをお尻に引き寄せます。
- つま先を外側に向け(足首を90度に曲げてがに股にする)、足の裏が見える形を作ります。
- ポイント: 親御さんが足の裏で壁を押す形だよと手を添えて作ってあげると、子どもが感覚を掴みやすくなります。
ステップ2:足の裏で押す後ろキック練習
- やり方:
- うつ伏せでステップ1のカエル足を作ります。
- 親御さんが子どもの足の裏に自分の手のひらをピタッと当てます。
- 子どもにお父さん・お母さんの手を、足の裏で後ろに『グッ』と押してみて!と声をかけ、押し出させます。
- ポイント:足の裏で物を押すという感覚を脳と筋肉に刺激として与えるのが効果的です。
ステップ3:タイミングを覚える呪文の音読
- やり方:手をかく動きと足を蹴る動きを頭で整理するために、リズムを口に出しながら動かします。
- リズムの呪文:
- 「パー(手でかく&息吸う)」
- 「キック(足をひきつけて蹴る)」
- 「スー(体を伸ばして伸びる)」
- ポイント:最後のスー(伸ばす時間)が一番進む時間です!蹴ったあとに1〜2秒ピタッと伸びる癖をつけさせましょう。
【進級スピードUP】平泳ぎの壁を破る!元コーチおすすめアイテム
平泳ぎは股関節・足首の柔らかさと道具を使った部位別練習で劇的に上達します!
①おうちでのストレッチ・股関節をほぐすストレッチ・知育クッション
平泳ぎのキックには股関節と足首の柔軟性が欠かせません。硬い子は足首が外に向きづらいため、お家でのストレッチや、正しい足の開きをサポートするアイテムを活用して柔軟性を高めましょう。
②浮力を確保して足の形だけに集中できるビート板・プルブイ
手と足のタイミングが混乱してしまう子には、自宅やプールで足の動きだけに集中できるビート板練習が必須です。
平泳ぎの練習で親がかけてあげたい声かけ
平泳ぎは親御さんがプールサイドや観覧席から見ていても蹴れてないな、と分かりやすいため、ついつい出しすぎてしまいがちです。
やってはいけないNG声かけ
- 「足が開いてない!」「手と足が一緒に出てる!」という連発 (※一度に複数の注意をされても子どもは混乱します)
やる気を引き出す神声かけ
- さっきより足の裏で水をグッと押せてたよ!
- 蹴ったあとに『スーッ』って伸びる時間がすごく綺麗だった!
蹴り終わったあとの伸びを褒めてあげるだけで、自然と手と足のタイミングがズレて正しいリズムが身につきます。
まとめ:平泳ぎは足の裏の感覚と伸びる時間で決まる!
平泳ぎは、一度足の裏で水を押す感覚を体が覚えてしまえば、力をあまり使わなくてもスイスイ遠くまで泳げる非常にエコな泳法です。
あせってプールで何回も泳がせるより、お布団の上でカエル足の形を一緒につくるという数分間のプチ練習を今日から始めてみてくださいね!



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